原因公表 不正アクセス情報の漏えい

オンライン診療サービス「クロンオンライン診療」に不正ログイン、医療機関5院・患者14アカウントが被害

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社MICINのクロンオンライン診療で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月27日に公表(発生・発覚は2026年10月23日)。
原因
公表:ID・パスワードの悪用。
影響
患者・医療従事者の情報、73件(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 ID・パスワードの悪用

公式の発表での原因
外部で取得されたIDとパスワードの組み合わせを使う、いわゆるリスト型攻撃によるものとみられる。同社のサーバーやデータベースへの侵入の形跡は、現時点で確認されていない。
侵入の入り口
医療機関および患者のアカウントへのログイン

影響

人数・件数
73件(患者・医療従事者)
注:患者情報が閲覧された医療機関経由の患者数。ほかに不正ログインされた医療機関アカウント6件(5医療機関)、患者アカウント14件
情報の種類
氏名、メールアドレス、電話番号、生年月日、住所、性別、カルテ番号、診察券番号、受診状況、医師によるメモ、受診者コード、処方箋画像(一部)、診察記録(一部)、サービス利用履歴(一部)
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
サービスの停止は予定しておらず、引き続き利用できる。
二次被害
現時点で、不正な決済などの二次被害は確認されていない。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 【医療機関】二要素認証を設定していないアカウントはパスワードが初期化されているため、他のサービスとは異なるパスワードを設定する
  • 【医療機関】二要素認証を設定する(設定方法は同社からのメールを参照)
  • 【患者】クロンオンライン診療・クロンスマートパスのパスワードを他のサービスと異なるものにし、同じパスワードを使い回している他のサービスも変更する
  • 【患者】端末のパスキー機能(指紋認証・顔認証など)の利用を強く推奨
  • 同社を名乗る不審なメール・SMS・電話に注意する(同社からパスワード、認証コード、クレジットカード情報を尋ねることはない)

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目と根拠の資料は、原因ごとのページにまとめています(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

経過

  1. 一部の医療機関と患者のアカウントに第三者による不正ログインが発生。同日、不正な接続元の通信を遮断し、対象アカウントのパスワードを初期化、全医療機関アカウントをログアウトした。 [出典s1]

  2. 不正ログインの発生と状況を公表。対象者へ個別に連絡し、個人情報保護委員会へ報告済みとした。 [出典s1]

出典(公式の発表)

  1. [s1]MICIN「オンライン診療サービス「クロンオンライン診療」への不正ログインに関するご報告」(2026年10月27日)

この内容は2026年10月30日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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