原因公表 不正アクセス情報の漏えい

株式会社Sally、2件の不正アクセスでお問い合わせ情報が漏えいのおそれ(ウズ544名・Webフォーム404名)

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社Sallyのウズ(お問い合わせ管理)・自社Webサイトのお問い合わせフォームで、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月21日に公表(発生・発覚は2026年10月14日)。
原因
公表:ID・パスワードの悪用・委託先・取引先から。
影響
ウズへの問い合わせ者(2026年3月30日〜10月14日)、Webサイトのフォーム送信者(2026年4月まで)の情報、未公表(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 ID・パスワードの悪用委託先・取引先から

公式の発表での原因
ウズ側は、社員のメールアカウントが第三者に不正利用され、社員になりすましてお問い合わせ管理システムにログインされた。Webサイト側は、以前の制作に使っていたStudioのクラウド環境への不正アクセスが原因。
侵入の入り口
社員のメールアカウント経由でお問い合わせ管理システムへ(ウズ)/Studio株式会社のクラウド環境(Webサイトのフォーム)

影響

人数・件数
未公表(ウズへの問い合わせ者(2026年3月30日〜10月14日)、Webサイトのフォーム送信者(2026年4月まで))
情報の種類
メールアドレス、電話番号、お問い合わせの内容(ユーザーID・添付ファイルを含む)、氏名、会社名・部署名・役職(フォームにより)
漏えい
漏えいの可能性
二次被害
情報が公開・悪用された事実は確認されていないと公表。ウズ登録の連絡先、アプリ内メッセージ、クレジットカード情報は対象外。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • Sallyや関係者を装った不審なメール・SMS・電話に注意する
  • 心当たりのない連絡のURLや添付ファイルは開かない
  • Sallyがメールや電話でパスワードやカード番号を尋ねることはない

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ID・パスワードの悪用

  • ログインの失敗の回数に上限を設ける(同じアカウント・同じ接続元からの続けての失敗)
  • 新しいパスワードを、よく使われるもの・漏えいが知られているものと照らし合わせて断る
  • 管理者や、権限の大きいアカウントには 2段階認証を必須にする
  • ふだんと違うログイン(新しい端末・国)を記録し、本人に知らせる

根拠の資料:NIST SP 800-63B(認証の指針)/OWASP ASVS

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. Studio株式会社のクラウド環境への不正アクセスが始まった(10月1日まで) [出典s1]

  2. Sallyの社員メールアカウントが不正利用され、お問い合わせ管理システムに社員になりすましてログインされた [出典s1]

  3. SallyがStudio株式会社から不正アクセスの報告を受けた。Studio社も同日に第一報を公開 [出典s1]

  4. 個人情報保護委員会へ報告した [出典s1]

  5. Sallyがお詫びとお知らせを公表。不正なアクセスは遮断済みと説明 [出典s1]

出典(公式の発表)

  1. [s1]株式会社Sally「【重要】お問い合わせ情報の漏えいのおそれに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月21日)
  2. [s2]Studio株式会社 不正アクセスに関するお知らせ(2026年10月16日)

この内容は2026年10月23日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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