原因一部公表 ランサムウェア情報の漏えいサービスの停止

メディカ出版にランサムウェア攻撃、受注・発送が止まり個人情報 約64.1万人分が漏えいのおそれ

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社メディカ出版の社内システム(受注・発送・問い合わせ窓口など)で、ランサムウェア・情報の漏えい・サービスの停止。
いつ
2026年3月13日に公表(発生・発覚は2026年3月13日)。
原因
一部公表:ID・パスワードの悪用。
影響
メディカID登録者などの顧客、医療施設・教育機関・学会の関係者、著者・講師、人材紹介登録者、取引先担当者、従業員・応募者の情報、641,000件(漏えいの可能性)。

原因

原因一部公表 ID・パスワードの悪用

公式の発表での原因
第三者が正規のアカウント情報を使って社内ネットワークに入り込んだことが起点とされる。アカウント情報が漏れた経路は特定できていない。
侵入の入り口
正規のアカウント情報を使った社内ネットワークへの侵入

影響

人数・件数
641,000件(メディカID登録者などの顧客、医療施設・教育機関・学会の関係者、著者・講師、人材紹介登録者、取引先担当者、従業員・応募者)
注:調査結果の人数(重複を含む可能性あり)。第3報では約77.2万件としていた
情報の種類
メディカID、氏名、メールアドレス、住所、電話番号、勤務先、役職名、銀行口座番号(一部)
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
受注・発送業務や問い合わせ窓口が止まった。4月8日時点でオンラインストアなどは再開、定期刊行物の4月号は1〜3週間遅れ。2026年5月19日、定期刊行物の刊行遅延は解消したと発表
二次被害
2026年5月12日時点で二次被害は確認されていないとしている

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 同社や関係会社を装った不審なメールに注意し、心当たりのないメールは開かない
  • パスワードを定期的に変更する

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ID・パスワードの悪用

  • ログインの失敗の回数に上限を設ける(同じアカウント・同じ接続元からの続けての失敗)
  • 新しいパスワードを、よく使われるもの・漏えいが知られているものと照らし合わせて断る
  • 管理者や、権限の大きいアカウントには 2段階認証を必須にする
  • ふだんと違うログイン(新しい端末・国)を記録し、本人に知らせる

根拠の資料:NIST SP 800-63B(認証の指針)/OWASP ASVS

経過

  1. システム障害を知らせ、受注・発送業務と問い合わせ対応が止まっていると発表 [出典s1]

  2. ランサムウェアによる障害で、個人情報などが漏れたと発表 [出典s2]

  3. 第2報。安全を確かめた端末から復旧を始めたと報告。二次被害の報告はないとした [出典s3]

  4. 第3報。漏えいの可能性は約77.2万件と発表、オンラインストアなどの再開を報告 [出典s4]

  5. 調査結果。正規のアカウント情報での侵入が起点で、対象は約64.1万人と発表 [出典s5]

  6. 定期刊行物の刊行遅延が解消したと発表 [出典s6]

出典(公式の発表)

  1. [s1]メディカ出版「システム障害に関するお詫びと現在の状況について」(2026年3月13日)
  2. [s2]メディカ出版「不正アクセス(ランサムウェア)被害によるシステム障害および情報漏えいに関するお詫びとご報告」(2026年3月17日)
  3. [s3]メディカ出版「不正アクセス(ランサムウェア)被害に関するご報告と現在の状況について(第2報)」(2026年3月25日)
  4. [s4]メディカ出版「不正アクセス(ランサムウェア)被害に関するご報告と現在の状況について(第3報)」(2026年4月9日)
  5. [s5]メディカ出版「不正アクセス(ランサムウェア)事案に関する調査結果および再発防止策のご報告」(2026年5月13日)
  6. [s6]メディカ出版「定期刊行物発行遅延解消のお知らせ」(2026年5月19日)

関連の報道

報道はリンクだけを置いています。このページの事実の根拠には使っていません。

この内容は2026年10月9日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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