原因一部公表 ランサムウェア不正アクセスサービスの停止情報の漏えい

VPN のアカウントを悪用されランサムウェア攻撃、社内システムを停止。取引先の顧客情報なども漏えいのおそれ

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社両毛システムズの社内システム(自治体・ガス会社などから受託する情報システム業務)で、ランサムウェア・不正アクセス・サービスの停止・情報の漏えい。
いつ
2026年8月15日に公表(発生・発覚は2026年8月12日)。
原因
一部公表:VPN・リモート接続機器から・ID・パスワードの悪用。
影響
取引先の顧客、問い合わせをした事業者、個人の顧客、従業員の情報、未公表(漏えいの可能性)。

原因

原因一部公表 VPN・リモート接続機器からID・パスワードの悪用

公式の発表での原因
外部の第三者がネットワーク接続機器(VPN)のアカウントを悪用して社内ネットワークに侵入した。アカウント情報がどう渡ったかは書かれていない。
侵入の入り口
VPN(ネットワーク接続機器)のアカウント

影響

人数・件数
未公表(取引先の顧客、問い合わせをした事業者、個人の顧客、従業員)
注:件数と項目は精査中
情報の種類
営業情報、取引情報、個人情報
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
被害拡大を防ぐため社内システムを停止した
二次被害
第3報の時点で二次被害は確認されていない

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 同社を装った不審なメールは添付ファイルやリンクを開かず、返信せずに削除する

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

VPN・リモート接続機器から

  • 外から社内へつなぐ機器・仕組み(VPN・リモートデスクトップ・保守用の回線)を一覧にする。知らない入り口を残さない
  • 機器のソフトを最新に保つ。実際に悪用されている脆弱性の知らせが出たら、すぐに更新する
  • つなぐときの認証に 2段階認証を使い、使っていないアカウント・退職者のアカウントを消す
  • 接続の記録(いつ・どこから)を残し、ふだんと違う接続に気づけるようにする

根拠の資料:総務省「テレワークにおけるセキュリティ確保」(テレワークセキュリティガイドライン)/JVN(Japan Vulnerability Notes)/CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」(悪用が確認された脆弱性の一覧)

ID・パスワードの悪用

  • ログインの失敗の回数に上限を設ける(同じアカウント・同じ接続元からの続けての失敗)
  • 新しいパスワードを、よく使われるもの・漏えいが知られているものと照らし合わせて断る
  • 管理者や、権限の大きいアカウントには 2段階認証を必須にする
  • ふだんと違うログイン(新しい端末・国)を記録し、本人に知らせる

根拠の資料:NIST SP 800-63B(認証の指針)/OWASP ASVS

経過

  1. 社内システムで不正アクセスを確認 [出典s1]

  2. 第1報。社内システムへの不正アクセスを公表。情報流出の影響は確認中 [出典s1]

  3. 第2報。ランサムウェア攻撃と確認し、社内システムを停止中と公表 [出典s2]

  4. 第3報。VPN アカウントの悪用による侵入と、営業・取引・個人情報の漏えいのおそれを公表 [出典s3]

出典(公式の発表)

  1. [s1]両毛システムズ「当社社内システムへの不正アクセスに関するお知らせ」(2026年8月15日)
  2. [s2]両毛システムズ「当社社内システムへの不正アクセスに関するお知らせ(第2報)」(2026年8月19日)
  3. [s3]両毛システムズ「当社社内システムへの不正アクセスに関するお知らせ(第3報)」(2026年9月25日)

関連の報道

報道はリンクだけを置いています。このページの事実の根拠には使っていません。

この内容は2026年10月7日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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