原因公表 不正アクセス情報の漏えい

社内の BI ツールに既知の脆弱性を突かれ不正アクセス、ファンクラブなどの利用者約17万件が漏えい

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社VOISINGの社内で使う BI ツール(VOISING ID・ファンクラブ・公式オンラインストアなどの利用者データ)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年8月18日に公表(発生・発覚は2026年8月10日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性。
影響
VOISING ID・VOISING CONNECT・公式オンラインストア・ファンクラブなどの利用者(退会者・休眠者を含む)の情報、約170,000件(漏えい確認)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性

公式の発表での原因
利用していた BI ツールの既知の脆弱性を、修正プログラムを当てる前に悪用された。公開から攻撃までに修正が間に合わなかったことが直接の原因としている。
侵入の入り口
インターネットから使える社内の BI ツール

影響

人数・件数
約170,000件(VOISING ID・VOISING CONNECT・公式オンラインストア・ファンクラブなどの利用者(退会者・休眠者を含む))
情報の種類
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、購買履歴、決済金額記録、サービス加入状況、応援対象タレント(推し)の選択情報
漏えい
漏えい確認
二次被害
第四報の時点で、関係機関から不正利用や二次被害の報告は届いていない。第三報で一部データの外部公開を検知したと公表

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 同社を装った不審なメール・SMS・SNS のメッセージの URL や添付ファイルを開かず削除する
  • SNS 上のスクリーンショットなどを転載・拡散しない

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

経過

  1. 1時2分ごろから BI ツールへの外部からの不正アクセスが始まる [出典s1]

  2. ツール内のデータが不正に取得され、23時55分に事態を確認 [出典s1]

  3. 第一報。個人情報とプライバシーに関する情報の漏えいを公表 [出典s1]

  4. 第三報。一部データの外部公開を検知したと公表 [出典s2]

  5. 第四報。原因は BI ツールの既知の脆弱性、対象は約17万件と公表 [出典s2]

出典(公式の発表)

  1. [s1]VOISING「当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ並びに不審な連絡等への注意のお願い」(2026年8月18日)
  2. [s2]VOISING「【第四報】当社が利用するBIツールへの不正アクセスおよび個人情報漏えいに関する調査結果と再発防止策について」(2026年9月30日)

関連の報道

報道はリンクだけを置いています。このページの事実の根拠には使っていません。

この内容は2026年10月7日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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