原因公表 不正アクセス情報の漏えい

利用中のWeb制作サービス「Studio」が不正アクセスを受け、TVer広告の問い合わせ者情報が漏えいした可能性

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社TVerのTVer広告ウェブサイト(制作サービス「Studio」上のフォーム)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月20日に公表(発生・発覚は2026年9月30日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性・委託先・取引先から。
影響
TVer広告のフォームを利用した企業・法人の担当者(動画配信サービス「TVer」の視聴者の情報は含まれない)の情報、未公表(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性委託先・取引先から

公式の発表での原因
サービス提供元のStudio株式会社が使うクラウド環境に、第三者が同サービスの一部機能の脆弱性を突いて侵入し、内部データを外部から取得できる状態にしていた。この状態は2026年10月14日にStudio社が対処済み。
侵入の入り口
委託先であるStudio株式会社のクラウド環境(同サービスの一部機能の脆弱性)

影響

人数・件数
未公表(TVer広告のフォームを利用した企業・法人の担当者(動画配信サービス「TVer」の視聴者の情報は含まれない))
情報の種類
氏名、会社名、所属部署名、メールアドレス、お問い合わせ内容、フォームで取得したその他の項目
漏えい
漏えいの可能性
二次被害
現時点で、第三者による実際の情報取得や二次被害は確認されていない。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 漏えいした可能性のある情報を使った不審なメール等が届くおそれがあるため、注意する

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. Studio社の発表によると、この日から10月1日にかけて、同社のクラウド環境への不正アクセスが確認された期間(現時点)。 [出典s2]

  2. Studio社が、外部からデータを取得できる状態を解消した。 [出典s1]

  3. Studio社から同社のクラウド環境への不正アクセスと情報流出の可能性について通知を受け、同日Studio社も第一報を公表した。 [出典s1]

  4. TVerが、TVer広告のフォーム経由の個人情報が漏えいした可能性があると公表した。対象者へメールで順次連絡を開始。 [出典s1]

出典(公式の発表)

  1. [s1]TVer「【重要】当社が利用するWebサイト制作サービス「Studio」への不正アクセスに関するお知らせ」(2026年10月20日)
  2. [s2]Studio株式会社「不正アクセスによる情報流出に関するお詫びとお願い(第一報)」(2026年10月16日)

この内容は2026年10月20日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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