原因公表 不正アクセス

利用する外部サービス「Studio」に不正アクセス、問い合わせフォームの個人情報延べ182件が漏えいした可能性

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
東北電力フロンティア株式会社のイベント関連Webサイトの問い合わせフォーム(外部サービス「Studio」を利用)で、不正アクセス。
いつ
2026年10月17日に公表(発生・発覚は2026年9月30日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性・委託先・取引先から。
影響
イベント関連Webサイトの問い合わせフォームに入力した人の情報、延べ182件(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性委託先・取引先から

公式の発表での原因
外部サービス提供元のStudio社が提供する一部機能の脆弱性を第三者に悪用された。公式によると、脆弱性はすでに修正され、不正アクセスに使われた経路も遮断されている。
侵入の入り口
Studio社が提供するサービスのクラウド環境

影響

人数・件数
延べ182件(イベント関連Webサイトの問い合わせフォームに入力した人)
情報の種類
会社名、氏名、メールアドレス、電話番号、お問合せ内容
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
キャンプフロンティアとMusuBizの問い合わせフォームを閉鎖している。電気契約や光回線などの他サービスの顧客情報、およびイベント参加者の個人情報は、Studio社のフォームを使っていないため対象外。
二次被害
現時点で第三者による情報取得やデータの改ざん・削除は確認されていない。二次被害の有無はStudio社が調査を続けている。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 対象のお客さまは、不審なメールや電話に十分注意する

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. Studio社のクラウド環境への不正アクセスが始まった(10月1日にかけて確認)。 [出典s1]

  2. Studio社が対処を完了するまで、環境内のデータが外部から取得できる状態だった。 [出典s1]

  3. Studio社が不正アクセスの第一報を公表し、同日、東北電力フロンティアに連絡があった。 [出典s2]

  4. 東北電力フロンティアが、問い合わせフォームの情報延べ182件が漏えいした可能性があると発表した。 [出典s1]

出典(公式の発表)

  1. [s1]東北電力フロンティア「当社が利用する外部サービスへの不正アクセスに伴う個人情報漏洩の可能性について」(2026年10月17日)
  2. [s2]Studio「不正アクセスによる情報流出に関するお詫びとお願い(第一報)」(2026年10月16日)

この内容は2026年10月19日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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