原因公表 不正アクセス情報の漏えい

東邦ガスの新規事業が使うStudio社に不正アクセス、個人情報100件が漏えいの可能性

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
東邦瓦斯株式会社の新規事業(シャインマスカット生産の問い合わせ・住宅マッチング「イエラボ」)で使うStudio社のクラウドサービスで、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月20日に公表(発生・発覚は2026年9月30日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性・委託先・取引先から。
影響
シャインマスカット生産の問い合わせをした人、イエラボで紹介する住宅メーカーの担当者の情報、100件(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性委託先・取引先から

公式の発表での原因
委託先のStudio社のシステムにある脆弱性を悪用され、第三者にクラウド環境へ不正アクセスされた。脆弱性はすでに修復されたと説明している。
侵入の入り口
Studio社のクラウド環境(同社システムの脆弱性)。東邦ガス自身のシステムとは接続されていない外部システム

影響

人数・件数
100件(シャインマスカット生産の問い合わせをした人、イエラボで紹介する住宅メーカーの担当者)
情報の種類
氏名、メールアドレス、会社名(住宅メーカー担当者のみ)
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
都市ガス・電気の供給への影響はなし
二次被害
個人情報が不正に使われた事実は確認されていない(2026-10-20時点)

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 対象の人には東邦ガスから個別に連絡し、個人情報の不正利用への注意を呼びかけている

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. Studio社のクラウド環境への不正アクセスが始まった(10月1日まで) [出典s1]

  2. 外部から情報を取得できる状態が続いていたが、この日までに解消された [出典s1]

  3. 東邦ガスがStudio社から、情報が漏えいした可能性の報告を受けた。Studio社も第一報を掲載した [出典s1]

  4. 東邦ガスが対象100件・漏えいの可能性を公表した [出典s1]

出典(公式の発表)

  1. [s1]東邦ガス「新規事業で利用しているStudio株式会社で発生した不正アクセスによる個人情報漏えいの可能性について」(2026年10月20日)
  2. [s2]Studio株式会社「不正アクセスに関するお知らせ(第一報)」(2026年10月16日)

この内容は2026年10月22日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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