原因公表 不正アクセス情報の漏えい

制作サービス「Studio」への不正アクセスで、スマートラウンドのサイトのフォーム送信情報1,371件が流出のおそれ

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社スマートラウンドの公式ウェブサイトの問い合わせフォーム等(制作サービス「Studio」を利用)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月17日に公表(発生・発覚は2026年9月30日)。
原因
公表:委託先・取引先から・ソフトウェアの脆弱性。
影響
当社ウェブサイトの一部フォーム(お問い合わせ、SOC2報告書の開示申込)の送信者の情報、1,371件(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 委託先・取引先からソフトウェアの脆弱性

公式の発表での原因
ウェブサイト制作に使うStudioの運営会社が不正アクセスを受けた。第三者がStudioの一部機能の脆弱性を悪用し、同社のクラウド環境に侵入した。環境内のデータは10月14日に経路が遮断されるまで外部から取得できる状態だった。実際に取得された事実は確認されていないが、取得されたものとみなして対応している。
侵入の入り口
委託先であるStudio株式会社のクラウド環境(Studioの一部機能の脆弱性)

影響

人数・件数
1,371件(当社ウェブサイトの一部フォーム(お問い合わせ、SOC2報告書の開示申込)の送信者)
注:対象となる人数は約1,050名
情報の種類
氏名、メールアドレス、電話番号、企業名、部署・役職等、企業のウェブサイトURL、お問い合わせ内容
漏えい
漏えいの可能性
二次被害
現時点で、不正利用などの二次被害や、データの改ざん・削除は確認されていない。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • スマートラウンドやStudio社を装った不審なメールや電話に注意する
  • 不審なメールに記載されたURLは開かず、パスワードなどの認証情報も入力しない

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

経過

  1. この日から10月1日(日本時間)にかけて、第三者がStudio社のクラウド環境に不正にアクセスした。 [出典s1]

  2. Studio社が不正アクセスの経路を遮断した。 [出典s1]

  3. スマートラウンドがStudio社から連絡を受け、送信データを確認して対象範囲を特定した。 [出典s1]

  4. お詫びとお知らせを公表。対象は1,371件、対象者へ順次メールで連絡し、個人情報保護委員会へ報告済みとした。 [出典s1]

出典(公式の発表)

  1. [s1]スマートラウンド「当社ウェブサイトのフォーム送信情報の流出の可能性に関するお詫びとお知らせ」(2026年10月17日)
  2. [s2]Studio株式会社「【重要】不正アクセスによる情報流出に関するお詫びとお願い(第一報)」(2026年10月16日)

この内容は2026年10月19日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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