Railway に不正アクセス、顧客の環境変数(APIキー等)の一部が復号され取得される
このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部
この事件のまとめ
- 何が
- Railway Corp.のRailway(アプリのホスティング・デプロイ基盤)で、不正アクセス・情報の漏えい・サービスの停止。
- いつ
- 2026年10月21日に公表(発生・発覚は2026年10月20日)。
- 原因
- 一部公表:その他。
- 影響
- ワークスペース(環境変数が侵害された可能性があるもの)の情報、最大100,000件(漏えい確認)。
原因
原因一部公表 その他
- 公式の発表での原因
- 第三者が同社を狙って長時間の標的型攻撃を行い、ビルド基盤で権限を引き上げたうえ、社内システムとCI用の認証情報にも到達した。AI事業者のAPIキーを得る狙いとみている。最初の侵入口は公表されていない。
影響
- 人数・件数
- 最大100,000件(ワークスペース(環境変数が侵害された可能性があるもの))
注:最大(全ワークスペースの1.85%、約) - 情報の種類
- 暗号化された環境変数(一部は復号)、APIキー、データベースやレジストリの認証情報(環境変数に含まれていた場合)、CI用の認証情報
- 漏えい
- 漏えい確認
- サービスの停止など
- 稼働中のアプリは動き続けた。新規のビルド・デプロイは一時停止され、ダッシュボード・API・CLI・サポートも断続的に使えなかった。10月22日にEnterprise・Proのビルドが再開し、同日中にAPIと通常のデプロイが復旧した。
- 二次被害
- 利用者のアカウント自体への侵入はなかったとしている。ただしソースコードへのアクセスは否定できていない。停止中に push されたコミットはデプロイされなかった。GitHub連携やAPI・CLIのトークンは無効化された。連携先のAI事業者が広くキーを失効させたため、実際には影響のない利用者にも通知が届いた。
使っている人がすること
公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。
- Railway に保存した環境変数・APIキー、プライベートレジストリの認証情報をすべて更新(ローテーション)し、該当サービスのログに不審な動きがないか確認する
- データベースへの公開ネットワークからのアクセスを外す
- GitHub の監査ログと導入済みアプリのアクセス権を確認する
- Docker Hub などレジストリの監査ログを確認する
- 停止中のデプロイを復旧するため、最新コミットの再デプロイ、GitHub の再連携、CLI・CI の認証情報の作り直しを行う
運営する側が確かめること
この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目と根拠の資料は、原因ごとのページにまとめています(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。
経過
出典(公式の発表)
- [s1]Railway「Security Disclosure: Wednesday October 21st」(2026年10月21日)
- [s2]Railway「Preliminary Report: Oct 21st Security Incident」(2026年10月22日)
- [s3]Railway「Security Disclosure Recommendation: Recover Failing Deploys」(2026年10月23日)
この内容は2026年10月24日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。
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