原因公表 不正アクセス情報の漏えい

外部のWeb制作ツール「Studio」への不正アクセスで、イベントサイトの申込み・問い合わせ38件が流出した可能性

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社南日本放送のイベント等のサイト(Web制作ツール「Studio」で制作)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月16日に公表(発生・発覚は2026年9月30日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性・委託先・取引先から。
影響
イベント等のサイトから申込み・問い合わせ・メッセージを送信した人の情報、未公表(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性委託先・取引先から

公式の発表での原因
ウェブサイト制作に使う外部サービス「Studio」の一部の脆弱性を、第三者が悪用して不正アクセスした。Studio社が10月14日までにアクセスの遮断と脆弱性への対処を終えた。
侵入の入り口
外部のWeb制作ツール「Studio」(開発元:Studio株式会社)のクラウド環境

影響

人数・件数
未公表(イベント等のサイトから申込み・問い合わせ・メッセージを送信した人)
情報の種類
氏名、メールアドレス、電話番号、メッセージ、会社名、住所等の企業情報、ラジオネーム
漏えい
漏えいの可能性
二次被害
情報の不正利用などの二次被害は、現時点で確認されていない(10月16日時点)。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 南日本放送や実在する企業を装った、身に覚えのないメール・SMS・電話に注意する
  • 不審なメールの本文のURLをクリックしたり、添付ファイルを開いたりしない

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. この日から10月1日(日本時間)にかけて、Studioの脆弱性を悪用した不正アクセスが発生した。 [出典s1]

  2. Studio社が本件の調査・確認を行った。 [出典s1]

  3. Studio社が該当アクセスの遮断と脆弱性への対処を終え、外部から取得できる状態を解消した。 [出典s1]

  4. Studio社が本事象を公表し、南日本放送も流出の可能性と対象のサイト・件数を発表した。 [出典s1]

出典(公式の発表)

  1. [s1]南日本放送「不正アクセスに伴う個人情報流出の可能性について」(2026年10月16日)
  2. [s2]Studio株式会社 不正アクセスに関するお知らせ(2026年10月16日)

この内容は2026年10月18日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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