原因公表 不正アクセス情報の漏えい

委託先のWeb制作サービス「Studio」に不正アクセス、Luupのフォーム送信情報2万1,368件が流出した可能性

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社Luupの公式サイトの問い合わせフォーム(外部のWebサイト制作サービス「Studio」で運用)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月16日に公表(発生・発覚は2026年9月30日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性・委託先・取引先から。
影響
Luupの公式サイトのフォームから情報を送信した方の情報、21,368件(漏えいの可能性)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性委託先・取引先から

公式の発表での原因
Luupが利用していた外部サービスStudioの一部機能に脆弱性があり、これを悪用した不正アクセスが2026年9月30日から10月1日(現時点で確認された期間)に起きた。10月14日にStudio株式会社が対処するまで、同社のクラウド環境内のデータが外部から取得できる状態だった。
侵入の入り口
Studio株式会社のクラウド環境(Studioの一部機能の脆弱性)

影響

人数・件数
21,368件(Luupの公式サイトのフォームから情報を送信した方)
注:合計(同じ方による複数回の送信を含む)
情報の種類
氏名、メールアドレス、電話番号、住所、会社名・部署名、自由記述欄の内容
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
Studio上で受け付けていたフォームをすべて停止した。LUUPアプリの登録情報は別のシステムで管理しており、対象外。現在受け付けているフォームもStudio以外のシステムで運用しており、対象外。
二次被害
第三者による実際の取得は現時点で確認されていない。二次被害の有無はStudio株式会社が調査中。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 本件に便乗した不審なメールや電話に注意する(Luupがパスワードやクレジットカード番号を尋ねることはない)

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. Studioの脆弱性を悪用した不正アクセスが始まった(現時点で確認された期間は10月1日まで)。 [出典s1]

  2. Studio株式会社が対処を完了し、データを外部から取得できる状態が解消された。 [出典s1]

  3. Luupが、フォーム送信情報(合計21,368件)が流出した可能性があると発表した。 [出典s1]

  4. Studio株式会社が不正アクセスの第一報を公表した。 [出典s2]

  5. Studio株式会社がお知らせの冒頭に最新の案内を追加した。 [出典s2]

出典(公式の発表)

  1. [s1]Luup「Webサイト制作サービス「Studio」への不正アクセスに伴う、当社Webフォームに送信された個人情報流出の可能性について」(2026年10月16日)
  2. [s2]Studio株式会社「不正アクセスに関するお知らせ」(2026年10月16日)

この内容は2026年10月18日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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