原因公表 不正アクセス情報の漏えい

ISP 向けメールシステムに不正アクセス、メールアドレス約1,223万人分・パスワード約762万人分が漏えい

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
KDDI株式会社のISP 事業者向けメールシステム(@nifty メール・BIGLOBE メール・J:COM NET など6社のメール)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年6月23日に公表(発生・発覚は2026年5月16日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性。
影響
6社の ISP のメールサービス利用者(解約者・休眠者を含む)の情報、12,231,954件(漏えい確認)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性

公式の発表での原因
システムの一部として入れていた第三者製ソフトウェアの脆弱性を悪用された。確認した時点では、ソフトウェアの開発元も知らない脆弱性だった。
侵入の入り口
メールシステムに組み込んだ第三者製のソフトウェア

影響

人数・件数
12,231,954件(6社の ISP のメールサービス利用者(解約者・休眠者を含む))
注:メールアドレスの漏えいを確認した人数(7月21日訂正)。うちパスワードの漏えいは7,616,173名。第1報では最大1,422万件
情報の種類
メールアドレス、メールのパスワード(ハッシュ化・暗号化されたものを含む)
漏えい
漏えい確認

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • ISP 事業者からの案内を確認し、メールのパスワードを早急に変更する

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

経過

  1. 不正アクセスを確認し、同日システムを改修 [出典s1]

  2. 第1報。6社のメールサービスで最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性を公表 [出典s1]

  3. 総務省へ報告書を提出し、原因(第三者製ソフトの未知の脆弱性)と漏えいを確認した人数を公表 [出典s2]

  4. メールアドレス漏えいの人数を12,231,954名に訂正 [出典s2]

出典(公式の発表)

  1. [s1]KDDI「ISP 事業者向けメールシステムに対する不正アクセスの発生について」(2026年6月23日)
  2. [s2]KDDI「ISP 事業者向けメールシステムに対する不正アクセスについてのお詫びとご報告」(2026年7月6日)

関連の報道

報道はリンクだけを置いています。このページの事実の根拠には使っていません。

この内容は2026年10月7日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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