原因公表 不正アクセス情報の漏えい

不動産会社向け「いえらぶCLOUD」に不正アクセス、物件を探した個人の連絡先ややり取りの履歴が流出

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社いえらぶGROUPの不動産会社向けのクラウドサービス(いえらぶCLOUD)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年4月8日に公表(発生・発覚は2026年4月5日)。
原因
公表:ID・パスワードの悪用・ソフトウェアの脆弱性。
影響
物件探しをした個人、利用する不動産会社・ポータルサイト運営企業の情報、未公表(漏えい確認)。

原因

原因公表 ID・パスワードの悪用ソフトウェアの脆弱性

公式の発表での原因
第三者の不正アクセスとシステムの脆弱性が発端。攻撃者はインフォスティーラーなどで利用企業のアカウント情報を盗んでいた可能性が高い。
侵入の入り口
利用企業(不動産会社)のアカウント

影響

人数・件数
未公表(物件探しをした個人、利用する不動産会社・ポータルサイト運営企業)
情報の種類
氏名、メールアドレス、電話番号、住所、希望物件の条件などのやり取り履歴の一部
漏えい
漏えい確認
二次被害
外部サイトに出ていた情報との関連の可能性が極めて高いとしている。クレジットカード情報・要配慮個人情報・マイナンバーの流出は確認されていない

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 心当たりのない電話・郵便物・メールに注意し、不審な連絡は窓口に知らせる

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ID・パスワードの悪用

  • ログインの失敗の回数に上限を設ける(同じアカウント・同じ接続元からの続けての失敗)
  • 新しいパスワードを、よく使われるもの・漏えいが知られているものと照らし合わせて断る
  • 管理者や、権限の大きいアカウントには 2段階認証を必須にする
  • ふだんと違うログイン(新しい端末・国)を記録し、本人に知らせる

根拠の資料:NIST SP 800-63B(認証の指針)/OWASP ASVS

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

経過

  1. 不正アクセスとシステムの脆弱性からデータが流出 [出典s2]

  2. 異常なアクセスを検知して遮断し、社内調査を始めた [出典s2]

  3. 第一報。クラウドサービスへの不正アクセスで、データが不正に取得されたと発表 [出典s1]

  4. 第二報。外部サイトに流出した情報との関連が極めて高く、利用企業のアカウント情報が盗まれていた可能性が高いと発表 [出典s2]

出典(公式の発表)

  1. [s1]いえらぶGROUP「当社のクラウドサービスへの不正アクセスに関するお知らせ」(2026年4月8日)
  2. [s2]いえらぶGROUP「【第二報】当社のクラウドサービスへの不正アクセスに関する調査状況および今後の対応について」(2026年4月30日)

関連の報道

報道はリンクだけを置いています。このページの事実の根拠には使っていません。

この内容は2026年10月7日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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