画像共有サービス「Gyazo」に不正アクセス、ユーザーデータ約2,362万件と画像のメタデータ約4.9億件が流出
このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部
この事件のまとめ
- 何が
- 株式会社HelpfeelのGyazo(画像共有サービス)で、不正アクセス・情報の漏えい・サービスの停止。
- いつ
- 2026年9月16日に公表(発生・発覚は2026年9月11日)。
- 原因
- 公表:ソフトウェアの脆弱性。
- 影響
- Gyazo のユーザー(匿名アカウントを含む)の情報、約23,620,000件(漏えい確認)。
原因
原因公表 ソフトウェアの脆弱性
- 公式の発表での原因
- 画像アップロード用サーバーにあった脆弱性を悪用され、第三者がシステム上で任意のコマンドを実行した。そこからデータベースにアクセスされた。
- 侵入の入り口
- Gyazo の画像アップロードサーバー
影響
- 人数・件数
- 約23,620,000件(Gyazo のユーザー(匿名アカウントを含む))
注:約(ユーザーに関するデータの件数)。うちメールアドレス登録ありは約562万件、匿名ユーザーは約1,801万件。ほかに画像のメタデータ約4.9億件・約240万件・削除済み画像分約1.74億件 - 情報の種類
- 名前(任意の文字列)、メールアドレス、パスワードのハッシュ値、利用者ID・端末ID・ログインセッションID、X連携用トークン、Google SSOのメールアドレス、プロフィール・契約プラン・課金ステータス、画像のメタデータ(画像ID・アップロード元IPアドレス・EXIF位置情報・OCRテキスト・タイトルなど)
- 漏えい
- 漏えい確認
- サービスの停止など
- 二次被害防止のため画像配信を止め、9月24日からサービス全体を一時停止。9月27日に再開(以前の画像は本人だけが見られる状態にした)
使っている人がすること
公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。
- Gyazo のパスワードを変える
- 同じか似たパスワードを使っている他のサービスもパスワードを変える
- 不審なメールやメッセージに注意する
運営する側が確かめること
この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。
ソフトウェアの脆弱性
- 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
- 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
- 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
- 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない
根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)
経過
出典(公式の発表)
- [s1]Helpfeel「「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫び」(2026年9月16日)
- [s2]Helpfeel「「Gyazo」への不正アクセスによる情報漏えいに関するお知らせとお詫び(第二報)」(2026年9月25日)
- [s3]Helpfeel「『Gyazo』サービス再開のお知らせ」(2026年9月26日)
この内容は2026年10月7日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。
同じ原因の事件
skyticketに3経路の不正アクセス、お客様情報最大約1,464万件が流出
株式会社アドベンチャー
影響:約14,640,000件・漏えい確認
「ココナラスキルマーケット」に不正アクセス、履歴書・職務経歴書関連書類2,294件が漏洩
株式会社ココナラ
影響:2,294件・漏えい確認
コミュニティ構築支援「Commune」等に不正アクセス、会員情報約30.7万人分が漏えい
コミューン株式会社
影響:307,000件・漏えい確認
「バイトル」「バイトルNEXT」不正アクセスで会員メールアドレス最大388万5,771件漏えい
ディップ株式会社
影響:最大3,885,771件・漏えい確認
委託先「Commune」への不正アクセスでDS.LABのユーザー情報最大1,750名分が閲覧・取得された可能性
LINEヤフー株式会社
影響:1,750件・漏えいの可能性