原因一部公表 不正アクセス情報の漏えいサービスの停止

世田谷区の災害・防犯情報メール配信、委託先システムへの不正アクセスで配信停止 メール登録者3万9,963件が対象

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
東京都世田谷区の災害・防犯情報メール配信サービス(委託先アルカディアの SpeeCAN RAIDEN)で、不正アクセス・情報の漏えい・サービスの停止。
いつ
2026年10月13日に公表(発生・発覚は2026年10月11日)。
原因
一部公表:委託先・取引先から。
影響
災害・防犯情報メールの登録者、電話・FAX登録者の情報、39,963件(漏えいの可能性)。

原因

原因一部公表 委託先・取引先から

公式の発表での原因
区の保守・運営の委託先である株式会社アルカディアの配信サービスで、第三者による不正アクセスがあった。委託先は外部からの侵入経路を把握して遮断したと公表しているが、経路の具体的な内容は書かれていない。
侵入の入り口
委託先アルカディアが運営する災害時一斉情報配信サービス(SpeeCAN RAIDEN)。具体的な侵入経路は未公表

影響

人数・件数
39,963件(災害・防犯情報メールの登録者、電話・FAX登録者)
注:想定影響範囲(メールアドレス件数。区職員1,454件を含む)。このほか電話・FAX登録者267件
情報の種類
メールアドレス、氏名(電話・FAX登録者)、電話番号またはFAX番号
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
状況確認のため区のサービスを停止中。災害・防犯情報の自動配信や、メール・LINEの配信設定の受信・停止ができない。災害時は区ホームページ・防災ポータル・区公式X・区公式LINE・防災行政無線で発信するとしている。委託先のサーバーは10月15日に復旧したと委託先が公表している。

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 区やサービス提供事業者を装い個人情報の入力を求めるメールに注意する
  • 身に覚えのない不審なメールのURLや添付ファイルを開かず、個人情報の入力や返信をせずに削除する

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. 委託先アルカディアが、SpeeCAN RAIDEN で不審な挙動を確認した(16時30分)。 [出典s2]

  2. 区が委託先から、不正アクセスが疑われる不審な挙動の報告を受けた。委託先は個人情報が漏えいした可能性を公表し、一部サービスを緊急停止した。 [出典s1]

  3. 区が公式ページを更新し、想定影響範囲(メール39,963件・電話FAX267件)、サービス停止中の対応、登録者への注意を掲載した。 [出典s1]

  4. 委託先が、停止していたサーバーを同日15時ごろ復旧したと発表。全利用者にログインパスワードの変更を依頼した。個人情報保護委員会へ報告済みとも公表した。 [出典s2]

出典(公式の発表)

  1. [s1]世田谷区「不正アクセスによる災害・防犯情報の一時配信停止について」(2026年10月14日)
  2. [s2]SpeeCAN RAIDEN「不正アクセスに関する概要」(アルカディア)(2026年10月15日)

この内容は2026年10月16日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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