松本市の防災メール「松本安心ネット」、運営会社への不正アクセスで登録メールアドレスの漏えいを調査中
このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部
この事件のまとめ
- 何が
- 松本市の松本安心ネット(防災情報などのメール配信システム)で、不正アクセス。
- いつ
- 2026年10月14日に公表(発生・発覚は2026年10月11日)。
- 原因
- 一部公表:委託先・取引先から。
- 影響
- 松本安心ネットの登録者の情報、未公表(調査中)。
原因
原因一部公表 委託先・取引先から
- 公式の発表での原因
- 松本市の発表では、システムの運営会社(株式会社アルカディア)が第三者による不正アクセスを受けた。運営会社の発表では、外部からの侵入経路を特定して遮断し、脆弱性への対応を進めているが、具体的な脆弱性の内容は書かれていない。
- 侵入の入り口
- 運営会社が運営するメール配信サービスのサーバー(運営会社の発表では、侵入経路となったサービスを停止して遮断)
影響
- 人数・件数
- 未公表(松本安心ネットの登録者)
注:松本市分の件数は未公表 - 情報の種類
- メールアドレス
- 漏えい
- 調査中
- サービスの停止など
- 運営会社は、メール配信サービスを10月13日11時から緊急停止し、10月15日15時ごろに復旧したと発表している。松本安心ネットの配信への影響は、松本市の発表には書かれていない。
- 二次被害
- 松本市によると、登録メールアドレス宛にクレジット会社を名乗る不審なメールが届いたとの情報が利用者から寄せられている。今回の不正アクセスとの関係は不明。
使っている人がすること
公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。
- 身に覚えのない件名や、クレジット会社・金融機関を名乗る不審なメールのURLをクリックしない
- 不審なメールの添付ファイルを開かない
- 偽サイトにクレジットカード番号・パスワード・暗証番号などを入力しない
運営する側が確かめること
この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。
委託先・取引先から
- 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
- 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
- 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
- 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める
根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」
経過
出典(公式の発表)
- [s1]松本市「【注意喚起】松本安心ネットメールシステムへの不正アクセスについて」(2026年10月14日)
- [s2]株式会社アルカディア SpeeCAN RAIDEN公式ブログ「SpeeCAN RAIDEN等への不正アクセスについて」(2026年10月16日)
関連の報道
報道はリンクだけを置いています。このページの事実の根拠には使っていません。
この内容は2026年10月19日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。
同じ原因の事件
フジッコのキャンペーン応募受付を委託する会社のサーバーに不正アクセス、個人情報が延べ約1万5,500件漏えいの可能性
フジッコ株式会社
影響:延べ15,500件・漏えいの可能性
周南市ファンクラブのメルマガ配信サービスに不正アクセス、登録情報302件に漏えいの可能性
周南市
影響:302件・漏えいの可能性
委託先のメール配信サービス「blastmail」に不正アクセス、メルマガ登録者などの情報が漏えいした可能性
石油資源開発株式会社
影響:未公表・漏えいの可能性
大分合同新聞のニュースレター、委託先のメール配信サービスへの不正アクセスで配信を休止
大分合同新聞社
影響:未公表・漏えいの可能性
委託先NECのクラウドストレージから第三者がファイルをダウンロード、大阪大学の関係者7万7,851人の個人情報が漏えい
国立大学法人大阪大学
影響:77,851件・漏えい確認