原因一部公表 不正アクセス情報の漏えい

広島市が使うメール配信サービスの事業者に不正アクセス、職員参集システムの職員情報が漏えいした可能性

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
広島市の職員参集システム(委託先のメール配信サービス「SpeeCAN RAIDEN」)で、不正アクセス・情報の漏えい。
いつ
2026年10月15日に公表(発生・発覚は2026年10月11日)。
原因
一部公表:委託先・取引先から。
影響
職員参集システムに登録された職員の情報、未公表(漏えいの可能性)。

原因

原因一部公表 委託先・取引先から

公式の発表での原因
広島市は、利用しているメール配信サービスの提供事業者(株式会社アルカディア)のネットワークが外部から不正アクセスを受けたと発表している。事業者は原因を第三者による不正アクセスとしており、具体的な侵入手口は公表されていない。侵入経路は遮断済みで、不正なプログラムは確認されていないとしている。
侵入の入り口
委託先のメール配信サービス提供事業者(株式会社アルカディア)のネットワーク

影響

人数・件数
未公表(職員参集システムに登録された職員)
情報の種類
氏名、メールアドレス
漏えい
漏えいの可能性
サービスの停止など
広島市防災情報メールは今回の事案の影響を受けていない。市民の氏名・メールアドレスなどが漏えいした事実も確認されていないとしている。事業者側では、SpeeCAN RAIDENなどを10月13日に緊急停止し、10月15日15時頃に復旧した。

使っている人がすること

公式の呼びかけは無し(2026年10月17日に確かめた時点)。

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

委託先・取引先から

  • 個人データを預ける委託先を一覧にし、安全管理の状態を契約の前と定期的に確かめる
  • 契約に、安全管理の決まり・再委託の扱い・事故のときにすぐ知らせることを入れる
  • 委託先に渡すデータと権限を、仕事に要る分だけにする(終わったら消す・権限を外す)
  • 委託先とつながる接続(リモートの保守など)を一覧にし、使っていないものは止める

根拠の資料:個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」(委託先の監督)/IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」

経過

  1. 事業者がSpeeCAN RAIDENで不審な挙動を確認した。 [出典s3]

  2. 事業者が侵入経路を特定し、該当サービスを緊急停止した。 [出典s3]

  3. 広島市が第1報を公表。防災情報メールは影響なし、職員参集システムの職員情報の一部が漏えいした可能性があるとした。影響範囲は調査中。 [出典s1]

  4. 事業者がSpeeCAN RAIDENなどの復旧を完了した。 [出典s3]

  5. 事業者が、第三者による不正アクセスで個人情報が漏えいした可能性があると公表した。 [出典s2]

出典(公式の発表)

  1. [s1]広島市「メール配信サービス提供事業者に対する不正アクセスに関するお知らせと、本市への影響について」(2026年10月15日)
  2. [s2]株式会社アルカディア「SpeeCAN RAIDEN お知らせ」(2026年10月16日)
  3. [s3]株式会社アルカディア「SpeeCAN RAIDEN等への不正アクセスの概要」(2026年10月13日)

この内容は2026年10月17日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

同じ原因の事件

委託先・取引先からの事件をすべて見る →