原因公表 ランサムウェア不正アクセス情報の漏えいサービスの停止

あなぶきハウジングサービスにランサムウェア攻撃、個人情報20万7,773件の漏えいを確定

このページの公開: / 最終更新: / 書いた人:インシデントレーダー編集部

この事件のまとめ

何が
株式会社あなぶきハウジングサービスの社内のサーバー(マンション管理・賃貸管理の業務)で、ランサムウェア・不正アクセス・情報の漏えい・サービスの停止。
いつ
2026年2月3日に公表(発生・発覚は2026年2月3日)。
原因
公表:ソフトウェアの脆弱性・その他。
影響
顧客など(項目は人によって異なる)の情報、207,773件(漏えい確認)。

原因

原因公表 ソフトウェアの脆弱性その他

公式の発表での原因
グループ会社のネットワーク機器の脆弱性を突かれて入り込まれ、その後の横への広がり(ラテラルムーブメント)を止められなかった。
侵入の入り口
グループ会社のネットワーク機器(通信機器)

影響

人数・件数
207,773件(顧客など(項目は人によって異なる))
注:第6報で確定。第4報では約49万6,000名分の可能性としていた
情報の種類
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、金融機関の口座情報、物件に関する情報
漏えい
漏えい確認
サービスの停止など
外部とのネットワークを遮断。重要事項調査報告書のWeb受付システム「J-Web/R」を一時停止した。第6報の時点で、管理組合・賃貸管理の一部業務と問い合わせ対応の一部を除きほぼ通常どおり
二次被害
第6報の時点で、漏れた情報の悪用は確認されていないとしている

使っている人がすること

公式の発表で、利用者に呼びかけていることです。

  • 同社を装った不審なメール・電話・郵便物に応じない
  • 脅しなどを受けたら最寄りの警察に相談する

運営する側が確かめること

この事件の原因の種類について、一般に言われている基本の確かめ項目です(この事件の会社の対策を推測したものではありません)。

ソフトウェアの脆弱性

  • 使っているソフト・部品(CMS・プラグイン・ライブラリ・サーバーのソフト)と版を一覧にし、脆弱性の情報を定期的に照らし合わせる
  • 修正版が出たら更新する期限を、重さごとに決めておく(実際に悪用されている脆弱性は最優先)
  • 自社で作った画面は、SQL インジェクション・クロスサイト・スクリプティングなど代表的な脆弱性の対策が入っているかを確かめる
  • 使っていない機能・古い試作のページ・公開しなくてよい管理画面を外に出さない

根拠の資料:IPA「安全なウェブサイトの作り方」/JVN(Japan Vulnerability Notes)/OWASP ASVS(アプリケーションセキュリティ検証標準)

その他

  • 自社で起こりうる脅威の一覧(年ごとに公表されるもの)で、自社に当てはまるものを確かめる
  • 事故が起きたときの連絡の順番・報告の期限を前もって決めておく

根拠の資料:IPA「情報セキュリティ10大脅威」/個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」

経過

  1. 第1報。早朝に一部サーバーのランサムウェア被害を確認し、外部ネットワークを遮断したと発表 [出典s1]

  2. 第4報。約49万6,000名分の個人情報が漏えいした可能性があると発表 [出典s2]

  3. 第6報。漏えいは20万7,773件と確定し、原因はネットワーク機器の脆弱性だったと発表 [出典s3]

出典(公式の発表)

  1. [s1]あなぶきハウジングサービス「ランサムウェア被害発生のお知らせ(第1報)」(2026年2月3日)
  2. [s2]あなぶきハウジングサービス「情報漏えいに関するお知らせとお詫び(ランサムウェア攻撃による不正アクセスについて・第4報)」(2026年3月9日)
  3. [s3]あなぶきハウジングサービス「情報漏えいに関する調査結果および今後の取り組みについて(第6報)」(2026年5月21日)
  4. [s4]あなぶきハウジングサービス「社内システム障害の影響による、重要事項調査報告書ウェブ受付システム【J-Web/R】のサービス一時停止のお知らせ」

関連の報道

報道はリンクだけを置いています。このページの事実の根拠には使っていません。

この内容は2026年10月7日に公式の発表を確かめたものです。誤りに気づいたら訂正の申し出からお知らせください。

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